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ABO式血液型は、国や地域、民族によって明らかな差異がある
ABO式血液型の遺伝形式はメンデルの法則に従います。

O型の遺伝子型 ・・・(O/O)表現型⇒O型
A型の遺伝子型・・・(O/A,A/A)表現型⇒A型
B型の遺伝子型・・・(O/B,B/B)表現型⇒B型
ABの型遺伝子型・・・(A/B)表現型⇒AB型

※参照) ABO式血液型の遺伝形式

これら遺伝子型A,B,Oの出現頻度を求めることで、民族や地域により血液型分布に差異があることが明らかになりました。日本はA型が最も多く、次いでO型、B型、AB型の順となっています。また、A型が西高東低、B型は西低東高(北海道はO型が多いことで除く)という地域差も認められます。

世界の血液型分布を見ると、アメリカやヨーロッパの西欧圏ではO型とA型で9割以上を占める地域が多く、中近東やアジアでB型の多い地域が目立ちます。また、民族では、モンゴル民族やロマ民族(ジプシー)などの遊牧や移動民族にB型が多く、ネイティブアメリカンではO型だけの部族やA型だけの部族も多く存在していたという報告があります。

また、全世界の血液型分布は、多い順からO型,A型,B型,AB型となっています。
 
各国の血液型分布の一例(表2)

O型

A型

B型

AB型

ゾーンタイプ

日本

31%

38%

22%

9%

Azone

アメリカ

45%

41%

10%

4%

Ozone

インド

33%

24%

35%

8%

Bzone

韓国

27%

32%

30%

11%

Bzone

メキシコ

84%

11%

4%

1%

Ozone

ノルウェー

39%

49%

8%

4%

Azone

参照) 世界の血液型分布
 
人間以外の生物にも、血液型があることをご存じですか?考えてみればあたりまえで、むしろ、生物に血液型というものがあり、従って生物の一種である人間にも血液型があると考えた方が自然です。

血液型は高等動物だけではなく、爬虫類や両せい類、植物からも検出されています。また、細菌類からも、たとえば結核菌からはB型、志賀赤痢菌からはO型という風に発見されています。

ABO式血液型は、地球の生命の発生とほぼ同時に出現したと言われています。このようなことから考えても、ABO式血液型が生物の基本気質を担う可能性が高いと考えるのは少しも不思議ではありません。
 
《コラム2》
血液型の生息地と環境への適応
ABO式血液型は、数億年もの長い年月、生物の存在と共に失われずに生存してきたとすれば、種が生き残る為の何らかの役割を果たしてきたと考えても不思議ではありませんね。世界の血液型分布から、その発生の起源、あるいは、生息地域の環境に適応した結果なのだと想像すれば、血液型の持つ本質的な特徴の一端を垣間見ることになります。

O型>>血液型の基本形であるO型は、全世界に広くまんべんなく分布しています。生命体としての人間性を最も純粋に持つO型は、人類が広く繁栄し続けてきたバイタリティの強さを感じさせてくれます。

A型>>A型は、ヨーロッパの、特に森林や山岳地帯の分布が目立ちます。A型の慎重さや用心深さは、見通しの悪い場所で暮らすのに必要な能力として育ったのではないかと思えます。

B型>>多くは草原や砂漠地帯に分布するのが分ります。見通しの広いところでは、A型のような細かい注意力よりも、情報収集能力や機動力の方が、生きるためにはより必要な能力だと言えます。

AB型>>世界的に少数のAB型ですが、A型とB型が交流する地ではじめて発生した血液型だと言えるでしょう。まさに、A型とB型という、違った性質や文化を調和させる役割を、担う可能性を感じさせます。
参照) 動植物の血液型
   
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監修: 能見俊賢
制作・編集: TRIANGLE MOVE
NPO Human Scisence ABO Center(血液型人間科学研究センター)
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