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Q & A

 

これまでに寄せられた皆さんのご質問に回答しています。

Q 血液型は動物にもあるって本当?

血液型は、人間だけではなく、もちろん動物にもあります。また、植物、あるいは微生物や細菌などにもあります。血液型の中でも特にABO式血液型は古代から存在していると考えられていて、地球上に生物が発生したのとほほ同じ頃に出現したのではないかとも言われています。それは、たとえばアメーバーなどの原生生物にもABO式血液型が存在するからです。 また、植物に見られる血液型は、人間の血液型物質と全く同じではなく、血液型類似物質と呼ばれています。

Q 血液型はABO式だけでなくいろいろな種類があるそうだけど、なぜABO式だけを調べるの?他の種類は性格とは関係ないの?

そうですね。単に血液型と言っても、Rh+- や、ルイス式、P式など、他にもさまざまな種類があります。ただ、ABO式以外の血液型は、もっと複雑で、O型、A型などのように、その構造をはっきり分けることができないものも多くあります。

血液型と気質体質の調査をするためには、血液型が判明しないことにはデータ収集ができません。 また、輸血でも重要なのはABO式だということからも、人間の体質との関わりも最も深いのではないかと考えられます。もちろん、他の種類が関係ないと言うわけではなく、現在の段階では、ABO式血液型が調査もしやすく、また実際に体質気質差を示すデータも確実に出ているという事実があります。

今後、他の血液型に関するデータも出てくる可能性はあります。たとえばP式などでは、一部、気質との関係を示すデータもあります。

Q AB型の親からO型が生まれるというのを聞きましたが、それはどういうことですか?

ABO式血液型はメンデルの法則に従い、両親からひとつずつ遺伝子を受け取るのですが、これは例外かと誤解しますが、そうではありません。 ABO式血液型は、単純にはO型、A型、B型、AB型に分類できますが、A1,A2など、更に細かく分かれる場合や、亜型と言って、特別なタイプも存在します。それは、ある種の分泌や生成がされなかったり、薄かったりするものです。 AB型の親からO型が生まれる例では、AB型の亜型でシスABと呼ばれるもので、A型物質とB型物質の成分が非常に薄いのです。そのため、全ての血液型の土台になっているO型物質だけの反応になるからです。ただこの割合は非常に低く、ある一部の地域に見られる例ということです。

Q このサイトでは血液型を占いではないと強調していますが、星座なども性格に関係があると思うのですが...。

例えば西洋占星術も、東洋の易学なども、古代からの人類の偉大な知恵であり、大変歴史のある研究です。当研究所では、これらの研究を否定しているのではありません。今は科学としての人類の理解が及ばないだけで、今後、それらも解明される日がくるのかもしれません。 いずれにしても、当研究所は、占については専門外ですから、それらの研究内容の知識はありません。 ただ、血液型の場合は、同じように解明されない部分は多いとはいえ、私たちの身体の構造に関わる物質です。つまり、これらは、筋肉や内蔵の状態や脳の反応など、物理的な研究を行わなければなりません。一方、占星術などは、対象が宇宙全体のエネルギーですから、血液型とは研究のフィールドが全く異なります。こうしたフィールドが明らかに違うものと混同してしまうのは、現段階では好ましくないと判断しています。 また、「占い」というのは未来を予測するものですが、血液型は人間の機能特性を研究する分野ですから、それによって未来を占うことなどそもそも出来ないのです。よくテレビや雑誌などで“今日の運勢、△型は黄色が幸運を呼ぶ”などありますが、それには全く根拠などはありません。実際、その根拠を示した易者はひとりもいないのではないでしょうか。おそらく、星座に血液型を加えることで分類が細分化され、バラエティが増えて視聴者も喜ぶだろうと考えたのだと思います。つまり、西洋にしろ東洋にしろ、易者の方々は血液型に関する研究の専門家ではないけれど、情報に色をつけるために血液型の情報を借用しているというのが実情です。 こうした現状を考えると、今の段階で占と血液型遺伝子を一緒にして考え合わせることは安易すぎるというのが当研究所の考えです。

Q 血液型と性格の研究を偽科学だという人がいますが、どう考えますか?

血液型と人間の性格行動の関係に対する観察データや統計データなどによる証明や実証は、能見正比古が40年以上前に試みています。例えば、通常大学などの研究機関では数十名から数百人ほどのデータで統計的検証を行うといいますが、能見は大衆から各専門分野まで、あるときは数千人単位で行なってきています。それは統計学的にも意味のあるものが多くあり、少なくも数百件以上の有意差が認められています。アンケート調査においても全て記名式で行い、測ることが困難な性格行動を出来るだけ客観的に検討し、試行錯誤を重ねたものです。これだけの調査を今のようなコンピューターの無い40年前に1人の人間が行なった例は世界的にも少ないでしょう。 偽科学と批判をするには、能見正比古と同じだけのデータを取り、その偽の証明をして見せなければならないのですが、そのような実証をしようとする人も表れませんし、不可能でしょう。

 

もちろん、心や性格に関する研究は非常に複雑で、現段階ではその完全なる証明が困難なのは事実です。 しかしだからといって『偽科学』というところへ追いやると、人間科学の発展をむやみに阻害することにもなります。 科学の定義には「誰もが客観的にそれを検証できる理論があること」というのがありますが、実際は、そればかりではありません。たとえば最近研究が盛んな脳科学においても、それがどのように性格や心の発達に影響を与えているかを実証するまでには至っていません。

 

血液型の場合は、遺伝子として捉えるべき問題です。血液型遺伝子についてさまざまな方面からその影響を調べること、それ自体が既に科学的姿勢て取り組むべきことなのです。 全ての科学は、最初は観察することから始まります。血液型と人間気質の関わりは、環境と共に相対的に変化する人間のありようを、客観的、自然科学的なものさしにより観察しつづけることが大切です。それは科学的姿勢に他ならないのです。人々の、「科学」に対する正しい認識と理解が必要です。

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