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Chieko.I

ガイダンス◆血液型にみる性格の二重性



※人間の性格行動は、実にダイナミックであり、また多面的でもあります。この記事では、血液型でとらえる"性格行動の二重性"について、その一部の傾向を紹介します。

参照元:「血液型エッセンス」(1985年/青春プレイブックス)

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フロイトは潜在意識について指摘しました。意識の底に沈められた部分が、その人間の無意識下において矛盾した行動や表現をさせることは充分考えられるだろうと、能見は著書に書いています。

また、人間の性格行動はそれだけではなく、日常的にさまざまな多面的要素を持っており、そもそも人間は、身体の構造の右半身と左半身、脳の右半球と左半球というふうに、二重構造、あるいは二極性ともいえる矛盾を共存し持っているのだとし、血液型によってその表れ方の違いを分析、整理しました。

O型

O型の二重性はシンプルだが、それが極端でハッキリしている点が特徴で、矛盾性が平然と共存している感じがある。

◆ロマンチックな性質⇔強い現実性

O型に顕著な二重性である。例えば政治家なら、理想を高く掲げながら行動は非常に現実的であったりする。あるいは芸術的嗜好性とガッチリした生活力とを一人の中で共存させている人も多い。

◆強い集団性⇔独立性

社会性と個人性の矛盾。仲間を求め集団結束力の強いO型だが、一方で独立心も旺盛であり、チームワークを乱す強い自己主張や個性の打ち出しがある。

◆開放性⇔秘密性

人(仲間)とは裸の付き合い、スキンシップな関りを持ちたがるが、こと仲間以外では強い警戒心を持つ。また、プライバシーの深いところは強く守りたがる。

◆論理性⇔感情性

論理を好み、それが巧みであるが、行動の決定は直感か、あるいは感情に頼る傾向にある。

◆自然的、原始的な欲望⇔知的文化への渇望

人間が自然に持つ原始的欲望を素直に認め表現する一方で、知性や文化への渇望も強烈である。

A型

A型は二重性を細かい点まで張りめぐらせている感じがある。しかしそのほとんどは、社会における建前と本音であり、多くは社会との接触過程において成長させたものと思われる。(つまり社会との接触の仕方いかんで、二重性に強弱がある。)

◆自己抑制や節度⇔爆発的な現状脱皮願望

秩序と反秩序と言ってもよい面がある。自らを抑圧しながら、その反動で自らを爆発的行動へ駆り立てているようでもある。

◆協調性・チームワークの強さ⇔人間不信

集団行動でよく協調し、つき合いもマメだが、真に心を砕く友は案外少ない。人をなかなか信用せず、むしろ人を避ける願望さえある。

◆プライドの高さ⇔甘えたがり

一人で喜びを感じ充足することが苦手なくせに、プライドの高さ、意地っ張りがそれを妨げてしまう。

◆思いやり深さ⇔冷やかさ

相手を細かに気遣う思いやりがある一方で、他人は他人、自分は自分という境界線をはっきり持っている面があり、そのケジメが冷淡見えることがある。

◆慎重さ⇔大胆さ

石橋を叩いても渡らないぐらいの慎重さがある反面、清水の舞台から飛び降りるような思い切りの良さ、大胆さを併せ持つ。

◆外部へ向ける柔和さ⇔身内への我がまま頑固さ

身内以外の人たちには仏のような親切心を示す人が、身内では頑固でわがままということがよくある。あるいは外部では生真面目いっぽうだが、身内では面白くひょうきんであることもあり、いずれも外部(社会)と内部(身内)における二重性である。

B型

中でB型は、二重性が弱いともいえる。対立や矛盾の少ない二重性が多く、あいまいな二重性にも見える。

◆人情味や感激性⇔散文性や実用性

人の人情にきわめて同情しやすいのに、判断や行動の基準は感情を入り込ませまいとし実用的である。

◆不愛想⇔開放性

根は非常に開放的で簡単に人を信じやすいが、一見とっつきの悪い不愛想なB型が多い。

◆多方面への興味分散⇔凝り性

何かに凝り始めるととことん深くのめり込む性質と、広く興味が広がる矛盾した性質とが共存している。

◆マイペース⇔強い疎外感

行動の自由さを求め、本能的なほどの独立性が強く、人と連帯する行動が苦手なくせに、疎外されることは強く気にする。「仲間にまぜてもらいたいのに…」

AB型

他のタイプに比べるとかなり意識された二重性のようであり、むしろ二面性といった感じが強い。あるいは社会的面と私的面といった方が適切かもしれない。

◆社会参加や奉仕の精神⇔個人主義

社会の中での自分の役割にこだわる一方で、私生活の侵害を極度に嫌がる傾向。そのため公私を明確に分離させたがる。

◆人間関係の巧さ⇔人との距離感

人間関係の調整役としても重宝されるほど、その扱いが得意に見える一方で、人と一定の距離を保ちたがる。

◆冷静沈着⇔気まぐれ気まま

外面的には、ほぼ冷静でクールな面を見せているが、スイッチが入ったように感情を取り乱す面を合わせ持つ。

◆合理性⇔メルヘンチック・神秘性への興味

日常の行動や思考判断は非常に合理的だが、一方に趣味的なメルヘン性を持ち、神秘的なことへの興味も強い。

◆闘争を極度に避ける⇔正義の主張・死をも恐れぬ大胆さ

平和主義で争いごとが苦手なため日常は調和的で妥協的でさえあるが、一方では正義を主張し怯まず行動する。死に直面したときの恐れが薄い傾向も。

◆イヤと言えぬ親切心⇔冷たくも見える淡泊さ

頼まれたら嫌と言えない親切心や人の好さを持つ一方で、薄情にも見える感情の淡泊さを持つ。

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