理数系の得意な人にB型の人が多い、というのを聞いたことがありますか?私の大師匠、血液型人間学の創始者、能見正比古は、「B型は数字などの記号化されたものに興味を持つ人が多い」と分析したのですが、B型さんは、人の顔とか名前は覚えていなくても、誕生日とか、電話番号なんかは覚えている、なんてことがよくあるのです。
それを裏付けるかのように、当時(1970年頃)の東大理工学部の血液型分布は、B型とAB型がとても多かったのです。近年、IT産業などという新業種が生まれましたが、こういうのも、当初はB型さんの活躍が目立っていたと聞いています。
インドには、優秀なIT技術者が多いというのはよく知られていますが、インドと言えば、B型の非常に多い国。数字の「ゼロ」という概念を生み出した国でもあります。おそらくインドは、B型の特性がいかんなく発揮されている国なのでしょう。
ではなぜ、『B型性と記号』の関係が深いのか?というのは、現在研究しているところではありますが、明確なことはまだ言えません。とはいえ、脳機能との関係が少なからずあるかもしれません。私どもの研究では、既に血液型と脳機能の一部には関係があることが分っています。しいて言うなら、B型が"右脳型"であることと、何か関係するかもしれないと予測しています。
ただし、人間の活動というのは総じて、個々の多様性があり、全てのB型がそうだというわけではありません。という前置きをした上で、ちょっと可愛らしいエピソードをお伝えしたいと思います。
私の幼なじみの友人に、3才になるB型の男の子がいます。(今はもう大きくなってしまいました。)彼もやっぱり、数を数えるのが大好きでした。
保育園では先生が、子どもたちに絵本を読んでくれたりしますが、他の子は、まあフツウ、先生のお話や絵本に描いてある絵を見て、ワイワイ楽しそうにしているんですよね。ところが彼の場合、絵本の隅にふってある、ページに興味があるらしく、「あっ、これ、に(2)だあ!」なんて、ひとりはしゃいで喜んでいるんだそうです。
「△△ちゃんは、他の子と興味を持つとこが違うからねぇ...(笑)」
な~んて、先生は苦笑いしているのだそうで、でも、お母さんの方もB型なものだから、子どもの興味の向くままに、むしろそんな変わりモノぶりを、面白がっているようでした。
私も何度か彼に会いましたが、実にユニークな子で、彼の行動のそこかしこに見えるB型的行動には、改めて驚いたり感心したり、ついつい、研究者目線になって、ワクワク観察してしまいます。
あるとき、「いくつ?」って歳を聞いてみたんですが、
「88才!」
って、とっても元気に答えてくれました。もう一度聞くと、今度は、
「91才!」
ですって。どんどん増えていきます。まだ100以上は数えられなかったみたいだけど、そのうち天文学的な数字に発展していくんじゃないかしらと思いました。
でも、お母さんの歳を聞いたら、何度聞いても、「24才!」
と答えるんですよ。あれ?私と同級生だから、そんなはずないんですけどねぇ。私の友人、ここだけはしっかり押さえたようです。
子どもはホントに賢いですよね。