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糖鎖は、ボクたち生物の細胞の表面に無数に存在する糖の鎖だよ。最近まで、細胞の核の部分についてはたくさん研究してきたけれど、その周囲を取り囲む糖鎖はそれ程重要ではないと思われていたんだ。
だけど、分子レベルでの研究が進み、DNAの解析も出来た。そしたら、糖鎖が実は重要な働きをしているということが分かってきたんだ。
ヒトの遺伝子の数は3万程度しかないってことが分かって、他の小さな生物と大きな差がない。それなのに、どうしてこんなに違っているのか、本当に不思議なことだものね。その秘密が糖鎖に隠されているらしいんだ。
まず、遺伝子がタンパク質を作ることで生命が成り立つ。そのタンパク質に糖鎖がさまざまな形で修飾を加えたり、細胞同士のコミュニケーションをとったりしているんだ。この糖鎖の働きが、生物固有の特質を形成する重要な働きをしているということだよ。
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ABO式血液型の分類は、糖鎖の構造や並び方によって決定されているんだよ。O型の糖鎖が基本になって、A型遺伝子情報をもとに作られた糖転移酵素が結びつくとA型、B型遺伝子情報をもとに作られた糖転移酵素が結びつくとB型、両方が結びついているのがAB型ということだ。 |
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血液型は糖鎖そのものと言ってもいいわけだよね。こうして血液型の違いは、ボクたちの心と体にとても大きな影響を与えているに違いないということが、生化学的にも理解できるようになってきているんだよ。 |
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